デザイン・設計されたものを
カタチにするために
飛佐私は造園管理で日々お客様に接しています。デザインしませんけど、管理の面からみて色々と口は出します。よいアドバイスだとお菓子もらえるし。冗談ですけど!(笑)改めての話ではありますが皆さんはどんなポリシーで働いていますか?
後藤僕は何より現場のコンプライアインスを一番大切にしています。
樽井安全な現場づくりが何をおいても大切やね。どうやったら長く強度を保てて且つ、安心安全に使ってもらえるか。これが何においても一番大事なところ。
後藤そこを大切にすることが最優先事項であり、我々が生きてゆく道だと思います。正直、どんな形でも描きます、つくりますという業者さんもおられるようです。見た目だけ、雰囲気だけ、それだけ、それさえ良ければいいという人がいるのも事実。そこで、その価値観で勝負しても意味がないと思います。我々はちゃんと裏付けされた強度、そして安心感を提案できるかということが大切だと強く感じます。安全面をクリアし、その後、デザイン性に富んだところをどうやって極めてゆくか、そこばっかりを日々、現場を見ながら考えています。大阪エクステリアのポリシーとしてそれは最優先。デザインが陳腐でおもしろくないエクステリア・外構工事も問題はありますが。常に作り上げるものに対して僕自身がワクワクしたいですし、お客様にもワクワクしてもらいたい。そのあたりのバランスが大切です。
勇人正直、相見積りになって他社のプランを見ることがあります。もちろん全てではありませんがどう見ても施工できないことを提案されている図面があるのも事実。お客様も明確な説明を受けていないようです。私も同様にお客様からたくさんの要望を受けます。これをどうやって実現しようかと常に考えています。現場を見て、お客様にもプランについてちゃんとお伝えして図面に落とし込む。時には外構、造園の枠を越えて建築の知識も必要になりますが、拒まず、どんどん貪欲に吸収し、可能にしていくことで我々の成長にも繋がり、お客様にも喜んで頂いているように思います。最近、完全に造園の枠を越えた仕事が増えるのもそのことが大きいと思います(笑)。その技術は全ての現場に活かされますから長い目で見て大事な成果になります。
樽井お客様にお引き渡しした後も造園管理をお引き受けし、年を重ねたあと循環してその都度手をいれるポイントをお客様と話し合い、しっかり創り上げてゆくものがベストやと思う。おかげさまでそういう現場のご縁をたくさん頂いている。そういうお客様の現場もまた、デザイン、施工、管理の知恵が一体となって描いたものをカタチにする力が試される。またそういう現場は特に自然素材を採用してもらい、結果的に長く愛着を持ってもらえる。お客様の喜びの声を聞くことができる。工事完了でお引き渡ししたときが最高で、そこからどんどん価値を下げる現場をつくるわけにいかないから。
後藤長年の積み重ね。技術を重ねる。これを口では言えるけど表現することは難しいですよね。
樽井これを継承することが大切。でもそれだけじゃなくて、新しいことに向き合い変えていかんと意味がないと思う。一歩出すこと。
後藤一歩出すことが大切ですね。
飛佐情報をつかむことも大事ですよね。流行りもどんどん変わりますし。
樽井現場だけ見てるだけでは変革も生まれないから、いろんなものを見聞きして業界を変えるくらいの気概で進めていかないとお客様の満足はえられないと思う。デザイン・設計などプランニングの後ろに裏付けられた安心安全と長い視野でみた育てる庭、価値のある庭を提供することが我々の使命。えらく硬い話しになったけど(笑)若い人、がんばってや!