私は山と海に囲まれた和歌山の紀南地方で育ちました。

当時はマクドナルドやコンビニもなく、10代までの生活は、田んぼでザリガニを採ったり、蛇を捕まえたり、朝早く海に出ては暗くなるまで1日中、海で過ごす毎日で常に自然と共にアクティブな毎日を過ごしていました。

進学を機に大阪に出てきた際に感じたのは緑が少ないことでした。

都会なので、それは仕方のないことだと思っていました。しかしよく観察すると整備された公園には自然のままの木々も生い茂り、街路樹の下には草花がたくさん植えられ、鳥が巣を作り、夏になると蝉が鳴いていました。それを見て動植物の生命力の素晴らしさに感動したことを覚えています。このまま元々ある自然を絶やさずに残しながら更に緑を増やして、もっともっと自然との共存が出来ればどんなに素晴らしいことだろうと思います。

この仕事に就いてから、緑を眺めるだけでなく、ほんの少しですが緑と関わる立場になりました。そして、より緑への関心を深めています。大阪を緑いっぱいの街にしたい！ 私の願いです。