
ブロック塀の補修前の点検、診断は
ブロック塀診断士が多数在籍する
大阪エクステリア.jpにお任せ
劣化によってひび割れや欠けが生じたブロック塀は地震などによって倒壊する可能性があるため、専門家による定期的な点検、診断が必要です。こちらでは劣化したブロック塀にはどのような症状が出るのか紹介します。症状を知り、専門家による点検と診断によって安全なブロック塀を保ちましょう。
補修が必要な
ブロック塀の劣化のサイン
ブロック塀はひび割れがしにくいといわれていますが、劣化しているブロックに衝撃が加わるとひび割れを起こすことがあります。幅がおよそ0.3mm以下のひび割れなら市販で売られている補修材を使用して補修しておくことも可能ですが、幅が1mm以上ある場合には、さらなる劣化を招く恐れがあります。
ごく小さな欠けではひび割れ同様に市販されている補修材で補修することも可能です。しかし、欠けている部分が大きい場合、雨水が浸透し内部の鉄筋が錆びてしまうこともありますので注意が必要です。
白華現象はコンクリートやモルタルの表面に石灰などの生成物が浮き出る現象です。コンクリート自体の強度には問題はありませんが、汚れているように見えるため美観を損なうことがあります。
ブロック塀内部の鉄筋が錆びてしまうことでブロックを支えられなくなり、傾いてしまうことがあります。また、ブロック塀の基礎がきちんとできていない場合にも傾いてしまうことがあります。
ひび割れや欠けを放置しておくと内部の鉄筋がむき出しになってしまう場合があります。ブロック塀の欠けと同様に鉄筋が錆び、錆びてしまうことにより膨張し内部からブロックの割れを引き起こす原因となります。
欠けが大きくなったり、衝撃が加わったりすることで穴が空いてしまうこともあります。ごく小さな穴であればすぐに問題にはならないこともありますが、その穴からの浸水により鉄筋の錆びへとつながりますので注意が必要です。また、大きな穴の場合には倒壊や崩れたりするリスクにもなります。
補修が必要なブロック塀の
劣化はどのように起こる?
劣化が進行していく段階


- ブロックの劣化
- モルタルと炭酸ガスの反応で中性化による劣化
- 目地のひび割れ
- ブロック塀の内部に雨水が浸透して、鉄筋に錆びが生じる
- 鉄筋の錆が進行し、膨張することで更なるひび割れが進行
- ブロック表面が剥がれる
- サビ汁によって表面が汚れる
- 鉄筋の錆びが進み腐食してなくなってしまう
(補強コンクリートブロック造ではなくなる)
安全なブロック塀とは
ブロック塀(補強コンクリート造の塀)は建築基準法施行令第62条の8(塀)によりブロック塀の高さや厚
さ、施工の方法について遵守しなければならないことが定められています。

- 高さは2.2m以下とすること
- 壁の厚さは15㎝(高さ2m以下の塀は10㎝)以上とすること
- 壁内には、径9mm以上の鉄筋を縦横に80㎝以下の間隔で配置すること
- 長さ3.4m以下ごとに、径9㎜以上の鉄筋を配置し、塀の高さの1/5以上
突出している控え壁を設置すること - 基礎の丈は、35㎝以上とし、根入れの深さは30㎝以上とすること

チェック出来ます。
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建築後15年以上経つ塀ですか?
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高さは1.6m以上ある塀ですか?
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高さの途中から新たに積み増しをしている塀ですか?
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ブロックの厚さは10cmの塀ですか?
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透かしブロックを連続して2個以上使っている塀ですか?
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控ブロックがない、あるいは少ない塀ですか?
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一番上段の笠木が壊れたり、
欠けたりしている塀ですか? -
鉄筋が露出している所がある塀ですか?
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ブロック表面に苔やカビ菌が付着している塀ですか?
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地面と接する塀の基礎の部分に、
ブロックを使用していますか?
結果発表
このチェックリストで3個以上チェックが入った場合、ブロック塀としての安全度は低くなります。
ブロック塀の専門家であるブロック塀診断士の点検、診断を受けることをお勧め致します。
また、3個以上チェックが入っていない場合でも、定期的な点検や不安がある場合にもお気軽に点検を受けて頂くことをお勧めします。
すぐに専門家にご連絡ください。
傾いている、グラつくような塀の場合には倒壊する恐れがありますので、近づかないように注意して下さい。
他にも以下のような症状がみられた場合にはすぐに専門家にご相談ください。

- 01.石垣や大谷石を使った擁壁上のブロック塀
- 02.ひび割れや亀裂、破損個所が増えてきた塀
- 03.ブロック塀が接する樹木や崖の側面が
塀の基礎部分を押している塀 - 04.見ただけでブロック塀の傾きが判る塀
- 05.少し押しただけでもグラつく塀
ブロック塀の補修方法について
ブロック塀の塗装
それ以上の修復が必要な場合には専門家や業者による確認が必要です。

ヒビ割れの補修
DIYで可能なひび割れの補修の流れ
汚れを落とす
ヘラで押し込む
平らにして完了
一方で、ひび割れが0.3mm以上、穴が空いている、鉄筋がみえる、鉄筋が露出している場合には、必ず専門家や業者に確認、補修をしてもらいましょう。
0.3mmが分かりにくいと思いますが、ハガキが0.2~0.3mm程度の厚さになります。ハガキ1枚分を目安に簡単に確認できます。ハガキをひび割れの部分に入れてみて隙間があるか確認してみてください。

ブロック塀の欠けの補修
欠けの補修は程度によって大きく変わります。小さな欠けであれば補修材やモルタルを埋め込む、穴が空いていたり、鉄筋が露出してしまっている場合には切断したり、建て直したりする必要があるかもしれないため、DIYなどで済ませないようにしましょう。

ブロック塀の補修費用について
補修費用について
DIYでやった場合、材料費だけにおさまるため安くはなりますが、出来ることは限られます。業者に依頼した場合、費用はかかりますがブロック塀の劣化の症状や状態は専門家でしか分からないため依頼する方が良いでしょう。
火災保険が
適用されるか確認
火災保険で建物を保険の対象としていた場合、門や塀、物置・車庫などの建物付属物も補償の対象として含まれます。注意したいのがあとから設置した場合には対象とならない可能性がありますので、保険会社に確認した方が良いでしょう。
ブロック塀が倒れ、そこを通りかかった人に怪我をさせてしまったり、他人の家に損害を与えてしまうこともあり得ます。そのような時は火災保険の個人賠償責任保険が受けられる可能性があります。
自治体の補助金の助成が
受けられるか確認
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震の被害等を踏まえ、各都道府県、各自治体でブロック塀の安全点検が推進されており、問題が確認された場合には修復、撤去が勧められています。
安全点検や修復、撤去に関する補助金による助成制度が設けられている自治体が多くあります。お住まいの自治体相談窓口で補助対象や金額、申請について確認してみましょう。
安全を保つために
専門家による点検を受けましょう

ブロック塀の専門家とは?
これまでブロック塀の劣化の段階や症状についてお伝えしてきましたが、安全を保つためにはブロック塀の専門家によって年に一回は点検を受けることが勧められています。
※ブロック塀診断士とは
ブロック塀の倒壊による人命に関わる災害を防止するため、新規工事の安全基準の遵守、既設ブロック塀の調査点検などの活動などにより地域の安全、環境保持の役割があります。
大阪府ではブロック塀等が倒壊した場合に通行障害が生じることを防ぐため、一定の高さ・長さを有するブロック塀等は耐震診断の義務付け対象となるよう法律が改正されました。
ブロック塀の点検は
弊社にお任せください
ブロック塀診断士はブロック塀に関する専門的な知識と共に安全性を点検する技術も有しています。補助金の助成申請の際にはブロック塀診断士による点検が要件に含まれている自治体もありますのでお気軽にお問合せください。