7剪定、害虫駆除など庭木の手入れについて教えて欲しい
剪定について
剪定の時期は樹種・目的によって冬季剪定・春季剪定・夏季剪定・秋季剪定と分けられますが、一般のお宅で業者に四季毎に依頼するのは難しいと思いますが少なくとも年に2回は必要です。
高所の剪定作業は危険が伴うので造園屋さんに依頼した方が良いと思います。
冬季剪定
12月~4月頃 落葉樹の葉が落ちている時期=樹木の休眠期に樹形の骨格をを整える為の強い剪定を行います。
春季剪定
3月~5月頃 樹木の生育が盛んな時に、伸長する新梢の摘心、摘芽を行い、枝を充実させ、良い花や実を得る為に行います。花木は開花後すぐに行います。
5月頃 常緑樹の葉の入れ替わり時期なので常緑樹の強い剪定の摘期です。
夏季剪定
6月~8月頃 枝や葉が混んでくると、風通・日照が妨げられ病害虫の発生の原因になりますので枝を透かし、春に伸びすぎた徒長枝を剪定し整姿剪定を行います。
また台風に備える剪定でもあります。
秋季剪定
9月から11月頃 強い剪定を行う時期ではありませんが、お正月に備えて夏季剪定以降に伸びた乱れ枝を刈る程度の軽い剪定を行います。
松のもみ上げはこの時期が良いです。
上記剪定の内容・目的に応じ、それぞれの樹種に適した時期・方法にて剪定を行います。
害虫駆除について
被害が顕著になってからでは手遅れです。害虫は発見が容易なので季節に応じて植物を観察しておく必要があります。
よく相談のある毛虫は発生時期の時期5月頃から定期的に見て毛虫がいる場合、薬剤散布をするか毛虫を除去します。また、冬の間に害虫のさなぎの除去をしておく必要もあります。
ペットのいないお家の一番簡単な害虫対策は害虫発生の1ケ月くらい前にオルトラン等の粒剤を散布すれば良いです。(大木には効果がありません)
薬剤散布は少なくとも年に2回は必要です。
高木の薬剤散布は難しいので造園屋さんに依頼した方が良いです。