契約まで

わが家の玄関わきの小さな植栽スペースがだいぶ見苦しくなってきたのでそろそろ何とかせねばと思っていたところ、たまたま樽井造園さんの商談会が開かれるのを知り、軽い気持ちで参加してみました。これが樽井さんとのおつきあいの発端でした。

そしてその後の打ち合わせを通じての、造園への造詣の深さや的確な助言に共感して、当初予定の玄関わきだけではなく、坪庭2ヵ所と道路側生垣の前面改修もいっしょにお願いすることになりました。
ただ漠然としたイメージだけしか持ち合わせない「私たちの庭」への思いを形にするために、打ち合わせはじつに半年以上におよびました。
社寺見学や街かど散歩の折に見かけて気になった庭石や樹木、京都の生家の庭の記憶などなど…まるでばらばらの「点」のような私たちの話に樽井さんは丁寧に耳を傾け、点をつなげて線を結び、それを図面に仕上げて提案してくださいました。
辛抱強く最後まで付き合って頂き感謝でいっぱいです。

庭が完成して

3月下旬に完成した庭で、この3月3日に生まれたばかりの孫を抱いてさっそく記念写真に収めました。
今回坪庭に配していただいた10基ほどの庭石は、20年前、夫の京都の実家を畳んでわが家を新築したときに、実家から移設したものです。夫の祖父が丹精してしつらえた庭石たち。その祖父から数えて孫は5代目です。
長年にわたりわが家を見守り続けて来た庭石が、今ふたたび新たに生かされて、これからわたしたち一家の要石となってくれるでしょう。

代々引き継がれる庭石を活かした和庭改修工事