特に人気の高いウッドデッキ施工。その魅力とは?
1. 水(降雨)に強い
ウッドデッキとは直訳すると「木製の甲板」という意味です。デッキはもともと船やヨットの甲板に使用されてきたものということからも分かるように、その材質は非常に水に強いことが特徴です。水に強いからこそ、雨風にさらされるお庭への施工にも向いているんです。
2. ニーズに応える多様性豊かな材質
ウッドデッキの材質にはさまざまな種類があり、デザインやご予算などのニーズに応じて選ぶことができます。中でも木材を使用したものは大まかにハードウッド系とソフトウッド系に分けられます。ハードウッド系は水に沈むほど高密度なため固く加工がしにくいものの、腐食・耐久性に強い素材です。一方のソフトウッド系はやわらかく加工がしやすい素材で、ハードウッド系に比べて安価ですが定期的なメンテナンスが必要です。さらに、近年登場したのが樹脂を含んだ人工木のウッドデッキです。耐久性に優れメンテナンスの手間も省けますが、やはり本物の木材とは質感が異なります。どの素材にもメリット・デメリットがあるものの、選択肢の幅が広いことがウッドデッキ施工の魅力のひとつです。
日本古来の縁側=ウッドデッキ?
日本で住宅施工やリフォームをする際、高温多湿な気候に細心の注意を払う必要があります。特にウッドデッキは基本的に雨ざらしになりますから、雨の多い日本では腐食しにくい素材選びが肝心となります。もともと、日本の家屋にはウッドデッキと似た役割の縁側がありました。縁側は軒先から部屋を後退させることで日差しを避ける効果があり、物干しをする際などの作業場や近隣住民との社交の場として使われてきました。実は、縁側の役割は近年のウッドデッキ施工のニーズに重なる部分も多く、その意味ではウッドデッキは縁側のリバイバルといえる空間なのかもしれません。
ウッドデッキはDIYで作れる?
ホームセンターに行くと置くだけの手軽なウッドデッキのキットが販売されています。しかしウッドデッキには木材が含まれるため、きちんと束石を配して防蟻処理をしないとシロアリを引き寄せてしまいます。せっかく作ったのにすぐにダメになってしまうことのないようしっかりと処理を行う、施工のプロに相談するなど、ウッドデッキ設置の際は先々を見据えて慎重に検討することをおすすめします。
人工木? 天然木? 材質の選び方
昔ながらのウッドデッキといえば天然木
ウッドデッキと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、文字どおり天然木材(wood)を使ったウッドデッキでしょう。天然の木をそのまま生かすため温かみや風格があり、造作物であることから形状にも融通がききます。しかし反り、ささくれ、色落ちが生じたり、腐食する恐れがあったりするため、定期的な塗装などのメンテナンスが必要になります。ひとくちに天然木材といっても種類はさまざま。デザインのお好みやご予算、お手入れのしやすさから素材を選ぶようにしましょう。
ウリン・バツ・イペを使った「ハードウッド製」ウッドデッキ
ハードウッド(かたい木)を使ったウッドデッキには、綺麗な飴色でメンテナンスが楽といわれるウリン、コストパフォーマンスが高く経年変化を楽しめるバツ、狂いが少なく割れにくいイペがよく使われています。かたくて加工が難しい分、腐食に強く耐久性にも優れています。
SPF・レッドシダーを使った「ソフトウッド製」ウッドデッキ
ソフトウッド(やわらかい)を使ったウッドデッキでは、加工がしやすく値段が手頃なSPF材、風合いに味のあるレッドシダーがよく使われます。ハードウッドよりリーズナブルなものが多く、加工もしやすいためDIYにも人気です。しかしやわらかい分、腐食しないようこまめなメンテナンスが欠かせません。ほかの素材に比べて耐久性も劣るため、長く使用したいとお考えの人は注意しましょう。
今やウッドデッキの主流となった人工木
メーカーによって製造方法は異なりますが、一般的に樹脂と木片を混ぜて作ったものを人工木と呼び、近年施工されているほとんどのウッドデッキに採用されています。人工物のため天然木よりも耐久性が高く、メンテナンスも手軽なのが大きな魅力。天然木のウッドデッキは腐食防止のため定期的に塗装をする必要がありますが、人工木ならその心配もいりません。また、束柱(ウッドデッキを支える柱)には主にアルミ製が使用され、こちらも腐る心配がありません。一方で下記のようなデメリットも挙げられます。
- 天然木と比べると質感が劣る
- 人工木製のウッドデッキは工業品となるため、部品交換などのメンテナンスの際に同じ製品が手に入らないリスクがある
- 天然木と比べて夏場の表面温度が上がりやすい
- 静電気が発生する可能性がある
しかし、現在メーカー各社が人工木の開発を行っているため、こうした課題を克服した商品も生まれています。
天然木と人工木、どちらがおすすめ?
長期的に、ストレスなく使い続けていくことを考えればウッドデッキは人工木での施工がおすすめです。一方、天然木のウッドデッキを施工したい場合はその後のメンテナンスについても検討しておく必要があります。塗装、防蟻、腐食など、自然素材ならではの問題も少なくないため、コストやメンテナンスをどのくらいかけられるかを施工の前に考慮しておくと安心です。
より快適に過ごすための屋根・日除け(シェード)も検討を
ウッドデッキでの時間をより楽しむためには、屋根や日除け(シェード)をつけることをおすすめします。ウッドデッキを設置してから屋根やシェードが必要かどうか検討したいという人もいますが、工事費をおさえたい場合はウッドデッキの計画段階からどのような空間にしたいのかを具体的にイメージしておくことが重要となります。テラス屋根やシェードは後付け可能ですが、オーニングを建物に直接取り付ける場合は補強材等が必要。そのほか、独立タイプのオーニングで対応する方法もあります。
屋根・シェードを付けたウッドデッキのおすすめ商品
写真はいずれも 株式会社LIXIL 提供
ウッドデッキの価格・費用について
お問い合わせでよく「価格や費用」について「大体で良いので費用を教えてください」と言われるのですが、 広さや設置場所の条件により、大きく異なる場合がございますので弊社では返答を控えさせていただいております 。(現地調査、打ち合わせをしていただけるお客様にはきちんと御見積をご提示いたします) 正確な御見積をご覧いただいた上で、ご判断していただきたいからです 。
商品単体の価格であれば、各メーカーのカタログに載っているものを参考にされるとよろしいかと思います。
おしゃれなウッドデッキが増えています
近年ウッドデッキの種類は多岐にわたり、特に需要の多い人工木のウッドデッキには木目をリアルに再現したタイプも登場。またテーブルや椅子、屋根、シェードなどを組み合わせることによって、よりおしゃれな空間を演出することができます。
ウッドデッキのおすすめ商品
おしゃれなウッドデッキギャラリー
ウッドデッキはテーブルや椅子などのファニチャーや屋根やシェードなどを組み合わせることによって、おしゃれなお庭空間を作ることができます。
(写真はいずれも 株式会社LIXIL 提供)
ウッドデッキ施工における5つのチェックポイント
ウッドデッキ施工の際は、下記のポイントをチェックしましょう。
1. 高さによって使い勝手が変わる
ウッドデッキは設置する高さによって見た目や使い勝手が大きく変わります。例えば屋内から段差なしで出入りしたい場合は室内のフローリングと同じ高さで施工しますが、その分地面からの高さに合わせるためにステップを施工する必要があるケースもあります。
2. 安全に使うためにはフェンス・手すり施工を
ウッドデッキには高さがあるため、落下して怪我をしてしまう可能性も。特にお子様やシニア、ペットがいるご家庭なら安全に使用するためにフェンスや手すりの施工を行うと良いでしょう。目隠しができるタイプやラチスタイプなどバリエーションも豊富です。
3. ウッドデッキ下の防草処理を欠かさずに
ウッドデッキの設置後はデッキの下のお手入れがほとんどできなくなります。何も処理をせず施工を行うとデッキの目の隙間から雑草が出てきてしまい、見た目にも使い勝手にも影響を及ぼします。施工の前には砂利を敷いたり、コンクリートで固めたり、防草シートを敷いたりといった処理を行いましょう。
4. 幕板を付けるかどうか確認を
ウッドデッキの側面に取り付ける板を幕板といい、その有無によって見栄えが変わります。幕板を付けるとデッキ下の束柱や束石が見えなくなるため、よりすっきりとした印象に。しかし、幕板を取り付けるとデッキ下のスペースが塞がるため、スペースを収納として活用したい場合は注意しましょう。
5. スロープを付ければバリアフリー対策も
ウッドデッキの中にはスロープの形状のものもあり、お庭の雰囲気を損なわずにさりげなくバリアフリー対策をすることも可能。しかし、お庭の状況によってスロープ形状が難しいケースもあるため、ご希望の場合は施工業者に確認しましょう。
ウッドデッキなら大阪エクステリアにご相談ください
自宅のお庭にウッドデッキがほしいけれど種類が多くなかなかイメージが湧かないという時には、ぜひ一度大阪エクステリアにご相談ください。これまでの豊富な施工事例からお客様の理想のウッドデッキをご提案します。また、HPには施工事例も多数掲載中ですのでぜひご覧くださいね。
ウッドデッキの施工でよせられるよくある質問にお応えします!
「商品がいろいろありすぎて選べない…」
LIXILやタカショーなど各社商品を取り扱っております。お客様のご要望に合った商品をご提案いたします。
※4社以外の取扱いメーカーもございます
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商品や広さ(大きさ)、敷地の条件によって費用は変わります。御見積は無料ですのでご依頼ください。
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もちろんです。商品の保証期間はもちろん、その後も何かあればご相談ください!