オープン外構、セミクローズ外構、クローズ外構どう違う??
外構工事を考えると、耳にするワードだと思います。
どのタイプが自宅に合うのか、後悔しないためにそれぞれの特徴を解説します!
1.『外構』とはどこからどこまで?
外構の範囲
一概に『外構』と言っても、範囲ってわかりづらいですよね。『外構』とは建築物の外にある構造物や設置物の総称であり、具体的に言うとカーポートや車庫、門扉、塀や柵、土間、生垣や植栽、物置などがあります。
外構とエクステリアとの違い
『エクステリア』と『外構』はどう違うのか気になる方もいるかもしれません。
『外構』を英訳すると『エクステリア』となりますが、どちらも家の外のことに変わりはなく、『外構』は建築物の外にある構造物や設置物の総称ですが、『エクステリア』は建築物を取り巻く「空間・環境」ととらえるべきです。構造物や設置物はもちろん、デザイン性や機能性、娯楽性のあるものを含めて指すのが『エクステリア』です。(出典:ウィキペディア)
2.外構のスタイルについて
オープン外構、セミクローズ外構(またはセミクローズド外構)、クローズ外構(またはクローズド外構)の3タイプに分けられます。
オープン外構
オープン外構は敷地のまわりにフェンスや壁を設置せず、外構部分には何も遮るものが無く見晴らしが良いのが特徴です。 外構部分と道路との境界線には遮るものはないため、開放的な様式の外構で風通しが良く、オープンな印象になります。
オープン外構のメリット「開放感はダントツ!」
- 敷地を最大限に活かせる
- 遮るものがなく開放感が得られるため、広く感じられる
- 視覚を遮るものがなく、人の侵入を確認しやすいため防犯性が向上する
- 光や風が通りやすい
- コストが一番抑えられる
オープン外構のデメリット「プライバシーが心配!?」
- 道路と敷地を遮断するものがないため、比較的容易に侵入されやすい
- 通行人からの視界にも入りやすいため、プライバシーを確保するのが難しい
- 光や風が通り・敷地や駐車スペースと道路を遮るものがないため、子どもの急な飛び出しが危険
セミクローズ外構
駐車スペースのみオープンにした明るく使い勝手の良いセミクローズ外構。大阪府茨木市
セミクローズ外構とは、庭の一部分だけに目隠しフェンスを設置したり、駐車スペースのみオープンにするような 様式の外構です。塀などを使用しないオープン外構と、塀や門扉などで囲うクローズド外構の特徴を併せ持った外構です。
セミクローズ外構のメリット「オープンとクローズのいいとことこどり!?」
- 周りからの視界を遮りたい場所にだけ目隠しを設置することで部分的にプライバシーを確保できる
- 部分的にだけ設置することで敷地を広く使うことができるため、開放感が得られる
- 見せる部分、遮る(隠す)部分を使い分けられるので、オープンとクローズのいいとこどりができる
セミクローズ外構のデメリット「目隠しはほどほどに」
- プライバシー確保のために目隠しを意識しすぎると開放感が損なわれる
- 全体に囲われていないため、防犯性は低い
- オープン外構よりはコストがかかる
クローズ外構
クローズ外構は門扉やフェンス、ブロック塀などで敷地全体を囲い、敷地と道路との境界線を明確に分けることが特徴です。 周りからの視線を遮ることができるため、プライバシーの確保や防犯にも有効な外構です。
クローズ外構のメリット「防犯性が高い」
- フェンスや塀で囲まれるためプライバシーの確保ができる
- 入りにくさにつながるため防犯性に優れる
- 子どもの急な飛び出しを防ぐことができ、敷地内で遊ぶことも安全
- 外部からの視線を気にせず、洗濯物を安心して干すことができる
クローズ外構のデメリット「敷地の計画によっては閉塞感も」
- 視界が遮られ、狭い敷地だと閉塞感が生まれる
- 立地によっては風通しが悪くなる場合もある
- 家の中からも外の景色が見えづらい
- コスト(費用)が一番かかる傾向にある
3.いかがでしたか
- 好みのスタイル
- 敷地の大きさ、立地
- 防犯性
それぞれの良さをうまく取り入れてプランニングしてみてはいかがでしょうか。
外構・エクステリアのお悩み事は大阪エクステリアにお任せください!