【外構のプロが解説】洗い出しとは?施工方法・費用・メリットまで詳しく解説!

「洗い出し」は、外構やエクステリアで人気のある仕上げ方法の一つです。特に「和モダン」や「ジャパンディスタイル」の住宅にピッタリで、高級感のある仕上がりになります。この記事では、「洗い出し」の施工方法やメリット・デメリット、価格の目安について詳しく解説します。
【このコラムを書いてる人】
大阪エクステリア (株)樽井造園のWEB担当、エクステリアのことは勉強中の春名
【コラムの監修をしている人】
大阪エクステリアの有資格者 鈴井、樽井雅彦、亀岡
【保有している資格】
・1級エクステリアプランナー
・1級2級造園施工管理技士
・2級建築施工管理技士
・登録エクステリア基幹技能者
・ブロック塀診断士
・増改築相談員
・被災地宅地危険度判定士
・福祉住環境コーディネーター2級
・インテリアコーディネーター
大阪エクステリアのプロスタッフがエクステリア・外構に関する知って得する情報をお伝えしています!
「洗い出し仕上げ」って?
「洗い出し」とは、コンクリートやモルタルの表面を水で洗い流して、砂や石の粒を露出させる仕上げ方法です。石の粒の色によって雰囲気が変わります。
左官塗材メーカー等から、セメントの色・中に混ぜる骨材(砂や石)の組み合わせを選び、仕入れて施工していきます。
「洗い出し仕上げ」どんな家に合う?
最近、和モダンやジャパンディスタイルの住宅が人気を集めていますが、それに合わせた外構デザインとして『洗い出し』が注目されています。
洋風な家でも骨材やセメントの色を変えれば洋風に早変わり!
アクセントになってぐっと雰囲気が出ますよ!
「洗い出し仕上げ」メリット・デメリットは?
【メリット】
・高級感のある仕上がり
・「耐滑性」に優れているのでスロープなどでも滑りにくく安全
・和モダン・ジャパンディスタイルにぴったり
【デメリット】
・施工に時間と技術が必要
・価格が通常のコンクリートよりやや高めになる
「洗い出し仕上げ」費用は?
洗い出しの施工費用は、一般的に1㎡あたり15,000円~20,000円が相場です。(下地コンクリートは別)
ただし、使用する骨材の種類や施工面積によって変動します。
洗い出し作業工程
どのように施工していくのでしょうか。
今回、大阪エクステリアの実際の施工現場で許可をもらい撮影してきましたので解説します!
作業 1) 塗作業
砂や石などの骨材をセメントにまぜたものを均一に塗り付けていきます。
骨材がたくさん入った、洗い出し用の塗材はとても塗りにくく
経験豊富な職人さんでも実は難しい作業です。
作業 2)洗い出し作業〈1回目〉
半分乾いたところで、表面をやさしく洗います。
この作業の一番大変なところが、乾き具合の見極めです。
熟練の職人さんでもこの瞬間だけは緊張するとか。
天候や塗材の状態などで時間を微調整しながら慎重に洗いだしていきます。
水を含ませたブラシで丁寧に表面をなで洗えば、中に入っていた骨材が顔をだします。
作業3)洗い出し作業〈2回目〉
ブラシだけでは取り切れない、骨材表面のセメントを優しくなで落としていきます。
この作業もすべての洗い出しの面に施していきます。とてもきれいに出てきました。
「洗い出し」簡単そうに見えますが、職人技なんです!
お庭やアプローチの一部に、職人技が光る意匠性のある部分を作ると、より自分の家が好きになる気がしませんか?
コストカットも大切ですが、こういった日々の暮らしが豊かになるご提案も大阪エクステリアでは心がけております。
今回は「洗い出し」についてご紹介しましたが、今後も本コラムではエクステリア・外構にまつわる情報をお届けしていきます!
参考施工例はこちら

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