この時期 高速道路でよく見かける樹木が、あります。
キョウチクトウです。
赤色と白色のこの時期 花を咲かせます。
このキョウチクトウ 大気汚染などによく耐えて防音効果も
期待できるため、工場や車の往来が多い幹線道路の
緑化に利用されます。
キョウチクトウはどこにでもあるありふれた樹木です。
水に小枝を差しておくだけで発根するほど生命力のある樹木です。
花はそこそこきれいですが、全体が猛毒の塊です。
本当の話ですが、お箸がなくてキョウチクトウの枝を箸代わりに使って
亡くなった方がいるそうです。
とにかく成長が早いというか強すぎると言うか
剪定は、かなり強く切っても枯れることは、ありません。
毒の事で、現在 植栽をする事は、ほとんどありません。
マイナスイメージばかりのキョウチクトウですが
広島に原爆が投下されたのは72年前の8月6日。
当時、草木が生えるまでに数十年かかると言われていましたが
そんな中でキョウチクトウはいち早く蘇って、市民に復興への
勇気と元気を与えたという いい話もあるんですよ!